イントロダクション

1995年『ショーシャンクの空に』、2000年『グリーンマイル』。
人々の心に今も深く刻まれる 名作を世に送り出したフランク・ダラボン監督の待望の第3作『マジェスティック』がいよい よ公開される。

主演は『マン・オン・ザ・ムーン』『トゥルーマン・ショー』で2度のゴールデン・グローブ賞に 輝いたジム・キャリー。
本作でコメディアンとしての輝かしいキャリアから一歩踏み出し、 演技派として高い評価を受けた。




デビュー作『ショーシャンクの空に』がアカデミー賞7部門にノ ミネートされ、一躍ハリウッドの寵児となったにもかかわらず、
第2作『グリーンマイル』まで5年間沈黙を守ったフランク・ ダラボンは、全身全霊で取り組める作品だけを作る主義の寡作な監督。
オリジナル脚本は「脚本が完成すると、いつも お互いに見せ合ってきた」というダラボンの旧友であり仕事 仲間のマイケル・スローン。
「今回の脚本も真っ先に見せてく れた。一読してすぐに思ったよ。
“すごい!絶対に自分の手 で撮ってみたい”と。それほど惚れ込んでしまったんだ」



主人公が最後の最後にした選択。それは、大切にしたい自分、本当の自分を選ぶことで もあった。
あらゆる犠牲をものともせず、人間としての真実を選び取った彼の決断は、観客の涙を誘わずにおかない。

『ショーシャンクの空に』『グルーンマイル』に並ぶ、フランク・ダラボンの奇跡と感動の3部 作が、ここに完結したといえるだろう。


ストーリー

舞台は1951年、アメリカ西海岸の小さな町“ローソン”。ある日、海岸にひとりの男が打ち 上げられる。その姿を見て驚き、狂喜する町の人々。
――その町では、誰もが彼を知っ ていて、あらゆる場所で彼は大歓迎を受ける。
喜びに涙する老いた父がいて、美しい恋 人がいて、幼なじみがいる。
彼の存在は、朽ちかけた町に戻ってきた希望そのものだっ たのだ。けれども彼には、自分が誰なのかわからなかった……!




「僕は本当に“彼”なのか」――そんな戸惑いと不安が人々 の善意と愛情によって少しずつ溶け、彼はこの町での生活 を愛し始める。
そして、今はすっかり荒れ果てた、町でただ 一つの映画館、彼の父が経営する「マジェスティック」でもう 一度映画を上映しようと奔走しはじめる。

そして、町が一体となって映画館の再建に成功した時、“事 件”は起こる。それは、彼の勇気と誠意が試される出来事 だった。
誰も予想し得なかった結末に向けて、物語は走り始 める。
夢を失い、時間が止まったままだった町に、自分の存 在が光を与えたことを知った男の決断とは?

そして……奇跡は、人々の心の中で起こった――!


キャスト




小さな町ローソンの海岸に打ち上げられ、記憶をなくした男を演じる。
戸惑いと 不安、そして次第に周囲の人々に心を開き、やがて真実の自分を見出していく 姿を感動的に演じているのが、
本作で新境地を開いたジム・キャリーだ。

ジム・キャリーは、今回の役どころについて 次のように語る。「今までにないキャラクター だね。
『トゥルーマン・ショー』とも違う。だか ら、このプロジェクトに参加したんだ。
作品ご とにタイプの違う役を演じることが僕の信 条。その点、ピーターは願ってもない役だっ た」。
作品のテーマについては「とても重厚 な映画だ。
人が成長するとはどういうこと か、本当の自分をさらけだす勇気とは何 か、一人の英断が周囲にどんな影響を与え るのか。
そのことが描かれている」と語って いる。

70年代後半からトロントのコメディクラブに出演。
ロサンゼルスに移ってサンセッ ト通りの有名クラブ“ミッチー・ショアー・コメディ・ストア”に出演して人気を博し、
ローレン・ハットン主演のホラー映画『ワンス・ビトゥン(未)』(85)で本格的にス クリーンデビューを果たした。
94年の主演作『エース・ベンチュラ』が大ヒットを記 録して一躍スターの仲間入りを果たし、
同年『マスク』『ジム・キャリーはMr.ダマ ー』など話題作に続々主演。
『マスク』と『ライアーライアー』でゴールデン・グロ ーブ賞にノミネートされた。
98年の『トゥルーマン・ショー』(ピーター・ウィアー監 督)ではシリアス路線も開拓し、ゴールデン・グローブ賞を獲得。
翌年のミロス・ フォアマン監督『マン・オン・ザ・ムーン』では伝説のコメディアン、アンディ・カウ フマンに扮して、同賞を再受賞した。
このほか、全米劇場主協会のショーウエ スト大会で“95年度最優秀コメディスター”と“01年度最優秀男優賞”を獲得。
ピ ープルズ・チョイス賞では94年のノミネートに続き、96年と99年で受賞。
MTVア ワードにおいては『トゥルーマン・ショー』を含む8作品で男優賞に輝いた。
ロン・ ハワード監督と組んだ前作『グリンチ』(00)でゴールデン・グローブ賞にノミネー ト。
同作はアメリカにおける2000年最大の興行成績を上げ、DVD・ビデオでも破 格のセールスを記録。
クリスマス・シーズンに公開された映画作品としては史 上最大のヒット作となった。






大ヒットシリーズ「X−ファイル」の国連職員マリタ・コバルビ アス役でおなじみ。
最近では、エンターテインメント・ウィー クリー誌の“話題の100人”に選出され、バラエティ誌の“注 目の新人俳優トップ10”にもランクイン。
今回は数か月に及 ぶオーディションを勝ち抜き、映画初出演にしてジム・キャ リーの相手役を務めている。

ロサンゼルスに生まれる。義父マイケル・アンダーソン(『80 日間世界一周』)演出のミニシリーズ
「The Martin Chronicles」で子役としてデビューし、ロック・ハドソンの娘役を演じた。
10代の頃、ジョン・ カサブランカ主催の“ルック・オブ・ザ・イヤー”モデルコンテストに優勝。
売れっ子モデル となるが、モントリオールの名門校マクギリス大学へ進学するため、
モデル業を断念。同 校で経済学を学んだ後、UCLAの演劇科に編入した。
卒業時は優等生の表彰状と、プロ デューサーのギル・ゲイツからナタリー・ウッド最優秀女優賞を獲得した。






半世紀に及ぶ俳優生活の中で、出演した映画作品は88本 を数える。

1955年、リー・ストラスバーグの名門劇団アクターズ・スタ ジオに永久研究生として合格(同年の合格者は、2000人中 たった2名。
他一名はスティーブ・マックイーンだった)。
スト ラスバーグ、エリア・カザン、ハロルド・クラーマン、ボビー・ ルイスといった名演出家のもとで演技を磨く。

1959年『北北西に進路を取れ』でスクリーンにデビュー。
1988年に、『タッカー』で夢に破 れた投資家エイブ・カラツを好演し、オスカー候補にあがる。
翌年の『ウディ・アレンの重 罪と軽罪』でも同賞にノミネートされた。さらに、『エド・ウッド』(94)でも演技賞を総なめ。
アカデミー助演男優賞、ゴールデン・グローブ賞、アメリカン・コメディ賞をはじめ、全米、 ニューヨーク、ロサンゼルス、
シカゴ、ボストン、テキサスなど各批評家協会賞に輝いた。
また、映画批評家協会では協会初となる銅像を建てて、ランドーの功績を称えた。
近年 の代表作に、『硝子の塔』(93)、『ピノキオ』(98)、『Xファイル ザ・ムービー』(98)、『スリ ーピー・ホロウ』(00)





ボブ・バラバン Bob Balaban
(エルビン・クライド院内顧問)

ブレント・ブリスコー Brent Briscoe

(セシル・コールマン保安官)

ジェフリー・デマン Jeffry Demunn
(アーニー・コール)

アマンダ・デトマー Amanda Detmer
(サンドラ・シンクレア)



アレン・ガーフィールド Allen Garfield


(レオ・クーベルスキー)

ハル・ホルブルック Hal Holbrook
(ドイル議員)

ロン・リフキン Ron Rifkin
(ケビン・バナマン)

デイビッド・オグデン・スティアーズ
David Ogden Stiers(スタントン医師)

ジェイムズ・ホイットモア
James Whitmore(スタン・ケラー)
ゲリー・ブラック Gerry Black
(エメット・スミス)

カール・ベリー Karl Bury
(ボブ・レファート)

キャサリーン・デント Catherine Dent
(メイベル)

ブライアン・ホウ Brian Howe
(カール・レファート)

スーザン・ウィリス Susan Willis
(アイリーン・ターウィリガー)



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