■ケージ ●十分なスペースと安全性、メンテナンスのしやすさが重要です。ハムスターのケージとしては、大きく分けて 金網タイプのものと、水槽タイプのものがあります。大きさは、巣箱、トイレ、回し車がおけて、ハムスターが 自由に歩けるほどのスペースが必要になります。さらに繁殖も考えているのでしたら、一回り大きいものを オススメします。ドワーフハムスターでしたら、300×200×200くらいは必要です。どちらの場合も、 広い分にはOKです。しかし、金網ケージの場合、高さは30cm以下にしないと、ハムスターが登って 落ちたときにけがをする可能性があります。ケージが狭すぎると、運動不足などの原因にもなるので、 オススメできません。 ●金網ケージは風通しがよく、夏蒸し暑い日本では使いやすいのですが、ハムスターがよじ登って落ちたり、 網目に足を挟んだり、かじったりするのであまりオススメはできません。その点、水槽タイプや衣装ケースなどは、 登ったりかじったりできませんので、安全です。反面、空気の流れが良くないで、夏場には温度管理をちゃんと しなくてはいけません。また、どちらの場合でも共通して言えることが、毎日の世話とそうじのしやすさです。 エサをあげたり、トイレや巣箱の掃除などがしやすい作りにすることが大切です。 |
■置き場所 ●ケージの中には、床の部分にスノコがひいてあるものがありますが、爪を引っかけたり、足を挟んだりする おそれがあるので、取り外して使いましょう。ケージの置き場所として一番最適な場所は、温度変化が少なく、 直射日光に当たらず、うるさくなく、人の通りが少ない・・・。そんな場所をハムスターに用意してあげて下さい。 ●避けなくてはいけないのは、玄関、窓際、といった直射日光が当たったり、温度差の激しい場所、お風呂や 洗面所、台所の近くといった湿気の多いところもやばいです、テレビや電子機器、ドアの近くなど、 騒音の発生する場所です。 ましてや ラジコンに乗せて遊ぶなんて事は かなりやばいです。 |
■温度・湿度 ●一般的に、ハムスターにとっての最適な温度は、20〜28度といわれています。しかしその範囲内であっても、 一日の内であまり差があるような環境は適切であるとは言えません。なるべく温度は一定になるように 心がけて下さい。湿度は40〜70%といわれています。ハムスターは湿気を嫌う動物ですから、 きっと梅雨の時期はつらいだろうと思います。日頃から、ハムスターのいる部屋には温湿計をつけて、 差が激しくならないように、窓を開けたり、空調などを利用して、適切な温度管理に心がけましょう。 |
■床材 ●一昔前までは、新聞紙などを細かくちぎったものなどを使用していたようですが、最近では、パインチップや 牧草など、さまざまな素材の床材があります。新聞紙などは、インクがハムスターの体についたりすることが あるのでオススメできません。食べても害のない牧草がオススメですが、単価が高いこともあり、たいていは パインチップを使うことになるかと思います。パインチップは、名前の通り、松の木のおがくずのようなもので、 吸湿、保温性も牧草よりは劣りますが、比較的効果を期待できます。選ぶときは、チップが細かすぎないこと、 滅菌処理をしてあることを確認して購入して下さい。 チップが細かいと、呼吸器系の病気にかかることがありますし、アレルギーを引き起こしやすいとも 言われています。このような素材の他にも、猫用のトイレの砂等を代用している方もいます。 |
■巣箱・素材 ●巣箱はハムスターが寝たり、食事をしたりする場所ですから、彼らの欲求にあった作りであることが 重要だと思います。ドワーフハムスターの場合、10cm四方もあれば十分だと思います。 彼らは暗くて狭いところが好きなので、巣箱の中はなるべく暗くなるように工夫してあげて下さい。 また、通気性の確保も重要です。気密性の高い巣箱(プラッチック)だと、ハムスターのかく汗で巣箱の中の 湿度が高くなってしまい、中には巣箱にカビを生やしてしまう子もいますので、数カ所穴を開けるなどの工夫が 必要です。また、小鳥用の木製の巣箱も適しています。巣材は、ティッシュ−ペーパーや市販の巣材を使うと 良いと思います。ティッシュペーパーなら3〜4枚位をケージに入れてあげるだけで、好きな大きさに 自分で切って、ベッドのセッティングを出します。ただし、妊娠中のハムスターにはティッシュペーパーなど、 ハムスターがよって糸状にしてしまうものは避けて下さい。生まれたばかりの子ハムの足や体に まとわりついて、窒息したり、手足の壊死を引き起こすことがあります。 |
■トイレ ●ハムスターのトイレは必ずといって必要ではありませんが、彼らは砂遊びも大好きですから、爪の伸びすぎ防止 ・砂遊びでストレス発散・掃除がしやすいといったメリットの方があると思いますので、なるべくなら用意した方 がよいと思います。ハムスターが出入りしやすい高さであることと、砂遊びをしても砂が飛び散らない 高さがある、そして体の大きさにあった広さといった3つの条件を満たしてあげましょう。 ●トイレに使う砂は、ハムスター用のトイレの砂でもいいですし、猫用のトイレの砂でも良いと思います。 しかし、小動物用として売られている砂は、猫の砂と比べて固まる力が大きいようですから、 まれにハムスターの鼻や目、陰部などに砂がついてしまうことがあります。猫用の砂なら、たいていの場合、 それほどまで固まる力がありませんので、適していると思います。小動物用の粒の大きい物より、 猫用の小粒砂の方が適しているようです。 |
■エサ入れ ●エサ入れも特に必要がないといえばそれまでですが、もし置くのでしたら、ハムスターが乗ったりかじったりして もひっくり返されない重さ、形、安定感が必要です。聞いた話ですが、合成樹脂製の灰皿もすすめです。 エサ入れを使うメリットとしては、ハムスターがどれだけ餌を食べたか、貯蔵庫へ運んだかがわかりやすい という点です。 |
■吸水器 ●ハムスターは水を用意しなくても飼えるといって、吸水ボトルの代わりに野菜で補う人もいますが、 私はやはり吸水ボトルの使用をオススメしたいと思います。こうすることで、ハムスターはいつでも必要な 分だけ新鮮な水を飲むことができます。吸水ボトルは何種類も販売されてますので、用途に合わせて 選ぶことが大切です。なるべくなら飲み口がステンレスでできているものの方が長持ちしますので、 ステンレス製品をおすすめします。 |
■回し車 ●回し車はぜひ設置して下さい。ハムスターの運動不足解消とストレス発散にとても役立つと思います。 回し車の大きさもいろいろありますが、ステンレスでできた回し車か、ランニングボールといった、 直径が180mm以上のものがいいと思います。 ●回し車の中には、ハムスターが走る部分が格子状になっているものもあって、足を踏み外したりする おそれがあるので、厚手の紙か薄いプラ板などを貼ってあげてください。 もしプラ版加工がうまくいかない場合は サトちゃんに頼んでみてください。 完璧なものを作ってくれるでしょう。 |
■主食 ●主食としておすすめするのは、固形のペレットです。(株)ニッパイ(日本配合飼料)のハムスターフード (実売価格¥500前後)です。このペレットは、動物実験施設や動物園で使用されているペレットと ほぼ同じ成分で、ハムスターにとって必要な栄養成分がバランスよく配合されているようです。 主食としては、このペレットの他にハムスターにとって安全な野菜を少々あたえるくらいで良いと 思います。 |
■エサの与え方 ●なるべく、エサは毎日決まった時間に与えるようにして下さい。 ハムスターが一番食欲があるといわれている時間は、起床後2〜3時間といわれています。 ですから、飼っているハムスターの一日のライフスタイルを把握した上で、エサをあげる時間を決めると 良いと思います。一日の量ですが、ドワーフハムなら、5〜10gくらいでしょうか。一日に食べる量も、 ハムスターの個体によってまちまちですので、まず適量と思われる量を与えてみて、足りないようなら 増やして、残すようなら減らすなどして下さい。一日の必要量を知ることができると、ハムスターの体調を はかる貴重なデータになります。また、面倒だからと、一度にたくさんの量をあげたり、 好きだからと言ってヒマワリの種ばかりを与えたりすると、一日の必要量が分からなくなったり、 栄養のバランスが悪くなります。 |
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