■一回の出産数 ●ハムスターが一回の出産で出産する子ハムの数は数匹から10匹以上。 ハムスターの一般的な妊娠期間は約15日です。20日たっても出産の気配がない 場合は、病院へ行きましょう。 ■繁殖可能年齢 ●ハムスターは生後2〜3ヶ月で繁殖可能になります。しかし、生後1年半以上の冬や、 生後2年以上は母体への負担を考えて、繁殖させないほうが良いと思います。 ■繁殖時期 ●繁殖させる時期は野生のハムスターの場合は春が出産のシーズンですが、 ペットとして飼われているハムスターは一年中発情します。 しかし、真夏や真冬にかけての妊娠、出産は控えたほうが良いです。 ■発情の準備 ●繁殖させるには、まずメスが発情しなくてはいけません。オスは、メスが発情した状態なら いつでも交配可能なので、メスほど神経質にならなくても大丈夫です。 メスを発情させるには環境の整備と、繁殖用の食事が必要です。 室温は20〜22度くらいにして、一日の日照時間を12時間くらいにします。 また、食事は野菜はいつもより少なめにして、穀物をその分増やしてあげてください。 しかし、繁殖させようとする以前から穀物を与えすぎていて、肥満になっているハムスターは 発情しにくくなるといわれています。 ■異種交配 ●カップリングは必ず同じ種類で。キャンベルとジャンガリアンは、見た目だけでなく染色体の 数も同じで、交配は可能ですが、交配させるまでが大変ですし、交配が成功しても、 受胎する可能性は低いです。また、健康面でも、死産や流産、母ハムの死亡など、 問題が起きる可能性がありますので、安易な異種交配は絶対に行わないほうが いいでしょう。これ以外にも、ハムスターだからといってゴールデンとジャンガリアンなどの 組み合わせの交配はできません。染色体数が違うということ(染色体数が同じでも)以外に、 交配させる前に、ゴールデンのエサになってしまいます。 ■交配させる前に里親を見つけておく ●ハムスターが赤ちゃんを産むと、多いときで10匹以上になります。生まれた後になって 後悔しないように、里親をちゃんと決めておきましょう。ペットショップで引き取ってもらえる ところはまずないと思ってください。仮にペットショップで引き取られても、売れ残ったりしたら、 ほかの肉食動物用の食料にされることもあるようです。 なるべくなら、事前に里親を決めておき、引き取り先が決まってから繁殖させると良いと思います。 ■同じケージでは飼わない ●ドワーフハムの場合は、相性さえあえば普段から同じケージでいっしょに飼っても大丈夫な 場合もあります。知らないうちに子供が生まれてた。ということもよくありますので、 繁殖の管理をするなら、交配させるときだけいっしょにしたほうが良いでしょう。 ■交尾ドワーフ(ジャンガリアン、キャンベル、ロボロフスキー) ●一つのケージで複数飼いができます。(完全に大人になってからだったり、 相性の問題で同居できないばあいもありますが)ですから、いつのまにやら子供が 産まれていたということもよく耳にします。安易な繁殖をさけるためにも、 性別が分かっているのでしたら、雄と雌は別居させるようにして、また性別が分からない 場合はなおさら一つのケージに一匹ずつ飼育した方がよいと思います。 繁殖させたいときは、ゴールデンの場合と同じ要領でかまわないのですが、 雌が発情していないときでも、雄と雌の仲が良いようなら、妊娠が確認できるまで オスのケージで一緒に飼育することもできます。ふだん喧嘩をしているようなら、 発情した雌をオスに引き合わせて、喧嘩をしないようならオスのケージに雌を入れてあげます。 交尾は1時間ほどで終わります。雌がオスから逃げ回るようになったり、喧嘩をしはじめますので 目安にしてください。 ■環境作り ▲ハムスターは一般的に受胎しやすいので、交尾をしたらすぐに妊娠します。 そうでない場合もありますが、ハムスターの妊娠を確認する方法として、発情の有無を普段から 観察することが一番です。 ▲ハムスターの発情周期は、約4日ですので、交尾後、毎日ペアリングしたオスのハムスターを雌に 近づけてみることで、発情しているかどうかが分かります。もし、分からないとしても、 妊娠後10日くらい経過すると、雌のおなかが大きくなってきて、オッパイも普段から比べて 赤みを帯びてきたりしますので、こちらも参考にしてください。 ▲妊娠が確認されたら、ハムスターが安心して出産できるように、静かで温度の安定した場所に ケージを置いてください。巣箱も、子育てがちゃんとできるように、広めの巣箱を用意します。 ゴールデンハムスターの場合なら、最低でも10cm四方、できれば12cm四方以上の広さが 望ましいと思います。 ▲ドワーフ種なら、10cm四方もあれば十分です。また巣材も、保温性の優れたものにしてください。 しかし、ペットショップなどで販売されている、ふとん(脱脂綿)やティッシュペーパーは、 保温性には優れていますが、ハムスターが巣作りをするときに、わたやティッシュを“よって”しまい、 糸状になります。生まれたばかりの赤ちゃんの首・手・足にからまって、窒息や壊死の原因になるので 避けてください。巣材は、古くなった靴下やTシャツなどを裂いてあげるか、巣材として販売されている 「敷きワラ」などをおすすめいたします。 ▲ハムスターを飼育されている方のほとんどが、ケージの中に回し車をおいていると思いますが、 赤ちゃんが産まれたら、回し車をはずしてあげてください。赤ちゃんハムスターが自分で活発に 歩き回るようになるころ(生後約2〜3週間)、回し車が原因の事故が起きることがあります。 具体的には、回っている回し車に、乗ろうとして、回し車のすきまに頭や体をはさめてしまいKO してしまいます。もちろん、すべての回し車が事故になるわけではないのですが、安全のために 外しておくことをお勧めします。 ■妊娠から出産まで ▲ハムスターは一般的に妊娠後15日で出産します。 もし20日経過しても出産しないようなら病院へ行きましょう。 ▲妊娠中は、食事も妊娠用のスペシャルメニューにする必要があります。 たんぱく質、カルシウムなどを多く含む食品を与えるようにしてください。また動物性たんぱく質も 毎日与えてください。妊娠期間中の食事の内容は出産後の子ハムの成長にも影響します。 妊娠期間中の食事の量は普通の時の約2倍ほど必要になります。 ▲妊娠中のハムスターは神経質になるので、エサをあげるときと、掃除のとき以外はなるべく 近づかないようにしてください。ハムスターのことを気遣って、静かにしてあげることも大切です。 ▲出産予定日の3日くらい前になったら、ケージの中を掃除してください。 出産後約2週間は掃除ができなくなりますので、その前に掃除をするのです。 ▲ハムスターは、深夜や早朝に出産します。その時間帯に部屋が明るくなったり、騒々しいと出産しても、 子ハムを食べたりすることがありますので、出産予定日3日前くらいからは、特に配慮が必要です。 ■出産後 ▲出産したら、きっと「ベー、ベー」と子ハムが母乳を吸う音が聞こえると思います。 子ハムを見たい気持ちはわかりますが、母ハムがストレスを感じて、子ハムを食べてしまうことが あるので絶対に避けてください。 ▲生まれたばかりの赤ちゃんは、ピンク色の肉の塊みたいです。でも、しっかり前歯が生えてます。 ▲生後4日目ころには体毛が生え始めてきます。 ▲生後10日くらいになると、巣箱の中をよちよち歩くようになって、早い子は野菜など、母乳以外のもの も口にし始めます。このころまでは、エサを与える以外は掃除をしたり覗いたりは絶対に しないでください。 ▲生後14日ころには、目も開き始めて、巣箱の外も探検し始めます。母ハムも巣箱の外に出てくる 時間も多くなって、遊び始めますので、巣箱の中をそっとみても大丈夫。でも絶対に子ハムには 触らないでください。人間の匂いがつくと、母ハムが子ハムを食べる可能性もあります。 ▲子ハムが食べやすい野菜や、市販フードを与え初めてもいいです。 ▲21日めには足取りもしっかりして、乳離れの準備期間。トイレもちゃんと覚えます。 このころになったら、手で触っても大丈夫です。里子に出すときのことも考えて、このころから やさしく接すると、噛み付いたりしなくなりますし、なれやすいハムスターに育ってくれます。 ▲生後一ヶ月で、だいたい乳離れしますので里親にも、引渡しの連絡を入れましょう。 ■仔ハムの独立まで ▲生後一ヶ月で、たいていの場合は、母親から離しても大丈夫です。もし生まれたハムスターの 数が多かったり、体の大きい子と小さい子がまちまちにいたら、ケージを2つ用意して、 大きい子と小さい子のグループに分けてください。そうすることで、体の小さい子にも十分に 食事が行き渡って、ちゃんと成長します。でも一度ケージを分けると、そのあとは一緒にできないので 注意してください。K1なみのケンカをします。 |
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