■カブトムシとは? ■カブトムシ【兜虫・甲虫】 ●角の形が兜の前立てに似るからいう、 コガネムシ科の甲虫目。 長さ約五センチメートル、幅約三 センチメートル。背面隆起、全面平滑、光沢があり、黒褐色。 脚は強大で脛節に歯状突起を有し、雄は頭上に先の割れた長い角状突起をもつ。 幼虫は堆肥や枯葉を食い、成虫は夏に 現れ、樹液を吸う。(サイカチムシ※ともいう) ※さいかち‐むし【莢虫】●クワガタムシ・カブトムシの別称。サイカチの樹液を好む所から来ている。 ●生息地は中国、朝鮮半島、台湾、インドシナ半島、フィリピンなどに分布しています。 分類上は「甲虫目(こうちゅうもく)」というのに属します。羽が硬く背中を守る鎧があると覚えましょう。 クワガタ、テントウムシ、カミキリムシ、コガネムシ、タマムシ、ホタル、ゲンゴロウなどが同じ甲虫目に 属します。甲虫目はさらにいくつかの科に分けられていますが、カブトムシは「コガネムシ科」です。 「カブトムシ」という名前はもちろん和名です。学名は Allomyrina dichotoma (ラテン語)。 「アロミリナ・ディコトマ」と発音します。****カブトムシ用語 ●「かぶと虫」?「カブト虫」?「カブトムシ」? ▲いろいろ調べていたのですがいずれも誤りではいようです。 学問的にはカタカナ表記の「カブトムシ」を用いている事がおおかったので今後は「カブトムシ」と記します。 ●「匹」?「頭」? ▲カブトムシの個体数を表すときの言いかたですが、私はなんの疑いもなく「匹」をつかっていましたが、 昆虫飼育書や雑誌、愛好家の間では「頭」を使っている方が多いようです「月刊むし」などでも、 やはりと「頭」が多く使われているようでした。しかし、あのファーブル先生は「匹」を用いていたのです。 県立図書館で調べてみると学問的にはどちらが正しいかには触れていませんでした。 ただ「匹」が多く使われていました。 ●孵化(ふか) ▲卵がかえって幼虫になることです。「ふ化」と書いている本が多いので調べてみたのですが、 どうも「孵」という文字が当用漢字ではないといった事が理由のようです。 ●羽化(うか) ▲さなぎが脱皮して成虫になることです。この「羽化」と、上記の「孵化」を間違えやすいので注意しましょう。 正しく使いわけてよいカブライフをおくりましょう。 ●1齢・2齢・3齢カブトムシの幼虫は3回脱皮します。 ▲孵化したばかりの幼虫を1齢幼虫と呼び、脱皮すると2齢、さらに脱皮すると3齢と呼ばれる幼虫になります。 3齢の幼虫が脱皮して蛹(さなぎ)になります。本や人によっては1齢を「初齢」、2齢を「亜終齢」、 3齢を「終齢」と呼んでいるようです。学問的では「齢」ではなく「令」を使っているようなのですが、 「齢」は「よわい」と読み、生まれてからの経過時間や成長度合いを表すのに対して「令」は「命令」、 「号令」、「伝令」などの言葉でわかるように口から出る言葉のことを意味していると思います。 ●蛹(さなぎ)幼虫から成虫になる途中の段階です。 ▲蛹室(ようしつ)と呼ばれる卵型の部屋を作り、その中で蛹になります。蛹の段階でオスとメスの外見上 の違いが明確になります。 ●材 ▲カブトムシではなくクワガタ飼育のときによく使われる謎の言葉です。 「産卵材」とか「飼育材」とかそういう使い方をして朽ち木をカットしたものを意味しています。 でも「材料」や「食材」、「題材」、「素材」など「材」という文字は木以外のものにも使用しますので・・・ 私的には辺じゃね〜か?と言うのが正直なところです。 |
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