バナナはおやつにの話
〜永遠のテーマに今迫る〜


「明日は待ちに待った楽しい遠足です。忘れないように準備して、 早めに寝るようにしましょう。おやつは300円までです」

「先生、バナナはおやつに入りますか?」
「入ります」

「タコ焼きはおやつに入りますか?」
「入りません」

「町田は東京都に入りますか?」
「個人的には入らないと思います」

「阪神は来年Aクラスに入りますか?」
「無理でしょう」

「GP10は何分ですか?」
「10分です」

「モーニング娘。の保田は美人に入りますか?」
「先生は認めません」

「5963番はキリ番に入りますか?」
「入りません」

「Dカップは巨乳に入りますか?」
「微妙な所です」

「杉本哲太は銀蝿一家に入りますか?」
「あかねさんのお弁当に出てますが 入りません」

「F201で海王丸11秒台に入りますか?」
「入りません」

上記はインターネットに出ていた『バナナは・・・・』で検索していて
面白かったので 掲載しました。


さて本題に入りましょう。
バナナはおやつに入るか?
幼い頃から 遠足といえば 『先生、バナナはおやつにはいるんですか?』です  
先生が『何か質問は?』 と聞くと 待ってましたとばかりに『先生、バナナはおやつにはいるんですか?』
といっていました、またいわなければみんなが あれ?今回は言わないの?と言わんばかりの定番中の定番です。
さて この『バナナはおやつにはいるんですか?』ですが 先日ふとしたことで すごい論争になっているのが分りました。
HPないでも取り上げていましたがヤフーで『バナナはおやつにはいるか?』が 議論されていました。 
見ているとものすごい書き込み量で ちょっとひいてしまいました。
いい機会だったので 『バナナはおやつにはいるんですか?』に終止符を打つべく 徹底的に調べ上げました。

まず、何から調べたらいいのかを考えた結果、バナナとは何か?そして おやつの定義を調べる事にしました。
バナナ【banana・甘蕉】バショウ科の多年草。雌雄異花だが、ふつう単為結果し、種子を作らない。熱帯アジア 原産。
              熱帯各地に広く栽培され、ブラジル・インド・インドネシアなどに多い。
              果実は 熟すと黄色になり、芳香美味。生食用のほか料理用など品種が多い。実芭蕉
お‐やつ【御八つ】(八つ時に食べることから) 午後の間食。お三時。

いきなり 答えが出てしまいました。結論を先にいうと、現代ではバナナはフルーツであり、デザートである。
間食でフルーツやデザートはたべないからである よって、バナナはおやつではない
このことは誰もが納得のいくことだと思う。
考えれば おのずと答えが出てくるこの質問が、現代において未だに語り継がれているのか分からない。
しかも遠足といえば何かと危険も伴う。 緊張感をほぐす為の前座話であったのだろうか?
そもそもこの『バナナはおやつにはいるか?』は いつから あった言葉なのだろうか?
老人から子供まで 聞きまくってみた。するとどうだろう 
老人も子供のころにそんな事を言う人がいたと教えてくれた(自宅の前のおばあちゃんに聞いてみた)
それより 小学校1年生〜5年生の近所の子供にも聞いてみた。 
驚いた事に ジョークの定番として今も使われているそうです、しかもきまって言う人間は一緒で 
遠足前の質問の時や学活の時間に言うそうです。
21世紀にもなってこんなに 使えて浸透性のあるジョークは聞いた事もありません。なおさら興味がわいてきたのです。

余談ですが 近年は『バナナはおやつにはいるか?』の他に『カロリーメイトはおやつに入るのか?』が 
        議題の中心だそうです。(笑)   近日中にこの問題も 取り上げたくなる香りがします。


調べていて興味深い説があったので紹介します
■『バナナはオヤツに入るんですか?』と言うのは、近畿地方では『遠足のオヤツにバナナは入るんですか?』というニュアンスで
使われてきたそうです。
つまりお菓子の『オヤツ』とは別に、さらにバナナを持ってきてもいいんですか?という子供の裏ワザ的言い回しで使っていたようです。
そこでの先生と生徒とのやり取りが面白かったから、今もその 名残りでほのぼのとしたギャグとして残っているという説です。

■家の中ではおやつ、外ではちがう扱い という認識。家庭よってはこれを「今日のおやつよ」と
言っておやつがわりに扱われたりしてるのが原因ではないだろうか? 
一度家から出ると、バナナは「果物」扱いだし。・・・「おやつ」の定義次第である。


しかし、予想もしなかった事実が明らかになりました。
あの『バナナはおやつにはいるか?』ですが  いまどきの若者が使うにはちょっとタチの悪いギャグらしいです。
昭和20年代生まれの人に聞けばわかりますが、昭和20年後半から昭和32年ごろにかけて、日本は高度成長期を迎えていました。
当時、バナナのランク付けは 現代の尺度で言うと、バナナ1本=銀座の有名店のケーキにも匹敵する「ぜいたく品」だったのです。
ちなみに そのころメロンの存在も知られていません。   一般の家庭で食べられている果物といえば、『みかん』『柿』でした。
昭和30年初等 バナナはまだ果物ではなく、嗜好品(おやつ)だったのです。
今では、バイオテクノロジーにより大量生産及び輸入によってバナナはけっして珍しい果物ではありません。
あるとき 一般家庭で育った子供が先生に「バナナはおやつに入りますか?」という質問をしたという話が元になっているそうです。
裕福な家庭の子供しか持てないバナナを、おやつ扱いにしてしまおうとでも考えたのでしょうか?
物あまり世代の若者が、子供時代に食べ物で苦労した人達の前でこのギャグを言うのは、芳しくないかもしれません。
当時はあこがれで言ったこの言葉も、昭和40〜50年でバナナが一気に大衆化され、『あこがれ』が『皮肉』へと変わって
生まれたでたギャグなのかも知れません。

 


バナナおやつで歴史を感じ取った私は ここでちょっと真剣に調べたくなりましたので 近所の本屋の資料をあさりまくりました、
すると泉麻人氏の本に『バナナが一気に大衆化する30年代の後半 遠足のオヤツに銀紙で包んだバナナを持参してくる人が何人もいた』
という文章(くだり)がありました。 どうやら遠足にバナナブームのピークがあったようです。
こうした「遠足のおやつにバナナを是非とも加えて欲しい!」というムーブメントが、このセリフを全国レベルで浸透させた所以なのでしょう。
例えが悪いかもしれませんが 現代に例えるならば、
「先生、ドリアンはオヤツに入るんですか〜?」と言ったところでしょうか?(←やっぱり違うな!)

食糧に苦労した時代の人達の立場になって見れば、この××な話はちょっと配慮に欠けていたかと思います。
 本文で多少、「物不足の時代に生まれたセリフなら解らなくもない」とフォローしていたつもりですが、やっぱりちょっと不謹慎に
感じられたようです。でも決して、この話は初めから食べ物や物乏時代を揶揄するつもりで書いたのではないのだと言うことを
御承知おき下さい。

しかし、そういった事情をすべて鑑みて考えてみても、これだけこのバナナネタが時代を超越して語りつづけられるのは
スゴイことだと思います。もっと本格的に研究調査を重ねていけば、ひょっとしたらこの『バナナはオヤツに〜』のネタの面白さの観念が、
時代ごとに変化して捉えられてきた、というような決定的事象に巡り合えるかも知れません。
事実、バナナは高級おやつ→高級果実→大衆果物→100g10円と、立場を様々に変化させながらも、
我々日本人に愛されて来ているのですから。






バナナには種がない

実はバナナを輪切りにしてよく見ると、中心部に小さな黒い点々があり,これがバナナの種の名残。
野生だった大昔には硬く小豆粒ほどの大きさの種がぎっしり詰まっていた。
現在でも、原産地のマレーシアでは野生の「種ありバナナ」(アグタイ)が残ってる。

長い歴史の中で、突然変異によって種なしバナナが生まれました。
種のないバナナはどう繁殖するのでしょう。
実は茎の根っこのわきから、竹の子のように新芽が出てきて、それを育てる。
種がなくても、茎から出た芽で子孫を作っていきます。



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