目からウロコな話
タックルボックス盗難事件編〜


それはまだ、16歳の頃の出来事であった。
原付免許を取得したばかりの私は嬉しくて嬉しくてパッソルで相模湖まで行きました。
まだ中学生の時の趣味が後をひいいてたので原チャリで相模湖などなんとも思っていませんでした。
期末テストが終わったばかりで心も晴れやかな私は、早速bassポイントでキャスティングをはじめていました。
1時間ほどポイントを変えながら楽しんでいた時に事件はおきたのです。
相模湖の反対側(ピクニックランド側)の細い道路のガードレールに原チャリを止めて4メートルほど下のポイントまで降りていきました。
(現在では湖は10分の1くらいですが当時は満々と水をたたえる姿でした)

10分くらいでしょうか・・・小学3年〜5年位の男の子が私のそばまで降りてきました。
その頃、私はハンドメイドのルアーが半分くらいをしめていた為に珍しがっている姿を大人の気持ちでみていました。(全部で約60個)
少年は言いました。
”タックルボックス見ててもいいですか?”
もちろん私は”お〜いいぜ!”と言ったのが、彼との最後の会話だったのをよく覚えています。

それからどれくらいキャストしたでしょうか、
ふと、後ろの少年を見ると少年は消えていました。しかも
タックルボックスも消えていました。
あヴぁ〜!!っと、昼下がりの相模湖で大声を出したのを覚えています。すぐにガキ(さっきまでは少年)が、持っていったとわかりました。
私は40度ちかくある傾斜を驚くほど速く上り、あたりを見回しましたが、ガキの姿はありませんでした その後すぐに近くの町まで行きました。
途中、煮え繰り返る腹のなかは、なかなかおさまりませんでしたが盗んだほうの
腕を切り落とす!!で 落ち着きをとりもどしていきました

手がかりは、ガキが降りてきたときに目に入ったBMX自転車でした 私はそのBMXが残像として残っていた自分にホレボレしました。
今でも覚えていますが、青のトレーナーで袖口と襟首が白く、薄みがかったソフトジーンズを履き靴は白くビニール製のマジックテープ仕様で、
髪型はスポーツ狩り、細めの髪の毛で少々茶色がかっていた。左のほっぺたに”はたけ”があり、顔色はどちらかというと白い。
小学校5年生くらいで、BMXに乗っている。だった。

私は町じゅうをくまなく探しました、あちらこちらで聞き込みもしました。
当時はノーヘルでもOKだったので、聞き込みもしやすかったです。 しかし、これといった手がかりはなく日暮れがやってきました

私はやりきれない気持ちで帰宅しました が、どうにも我慢できませんでした・・・
私は部屋にいる時に、ふっと思いつきました。
そうだ!俺もあの手を使えばいいんだ!!
その後私は・・・・と言いたいのですが、バイクに心奪われていた私は
そのままバイク人生に一直線!!。
以後相模湖には近づいていません。

しかし あのときのガキは5年生位だったとしたら、現在28歳前後・・・
きっとあのときの事は後悔しているにちがいありません。

      そんな、ガキを私は許しますよ。




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